切言。
どうでもいいイラストと、眠気に耐えながら勢いだけで書いた微妙にエロい小話が下にあります。
つーか微妙にグロイっていうか痛いので、注意。
ちなみに配役は
草灯→言峰 清明→切嗣 立夏→士郎 で。








「ああ、なんだ」
男はそう言って酷く間が抜けたような、溜息にも似た声を洩らす。
「君が、僕の戦闘機だったのか」
ゆるく着崩したスーツと、くたびれたコート。口元に煙草を咥えながら男は笑った。
「よろしく。僕は衛宮切嗣と言うんだ」
その顔に、吐き気がした。体中の細胞が、動くことのない心が「これは敵だ」と告げていた。
決して相容れることのない天敵だと。だが、違えようもない明確な「名」が、切り刻むように深く繋がっていた。


けほっ、と吸い込んだ煙を咳き込むように吐き出した。戦いの最中に痛めた喉が煙草を拒否する。唯一の楽しみが楽しめなくて、八つ当たり気味に靴でまだ火を点けたばかりの煙草を揉み消した。
隣を見れば、言峰は先刻受けたダメージを黙々と治している。
「……僕の治療はしてくれないわけ?」
にやりと笑いながらそう問いかければ、ちらりと視線がこちらに向く。不機嫌に、眉間に寄った眉。
「後でやってやる」
吐き捨てるように言ってまた視線を逸らした。さっきまではあんなにも楽しそうに、敵を刻みながら陰鬱に笑っていたというのに。
本当に、この男は相変わらず
「むかつくな」
「っ!」
乱暴にまだ治療途中の腕を掴んで引き寄せる。崩しかけたバランスをなんとか踏みとどまり、言峰は掴まれた腕を振り解こうと力を込めた。
「動くな」
それに、叩きつけるようにきつく命令した。
わずかに体を強張らせ、腕に入れた力はそのままに、それでも命令の通り体の動きは止めて言峰は射るようにこちらを睨みつける。クッと喉の奥で笑えば、その瞳の険しさが増した。
「怒るなよ。というより、怒りたいのはこっちの方なんだけどね」
ギリっとまだ癒えていない傷に爪を立てれば、鮮やかな血が滲み出る。
「…気持ちいい?」
「っ!ふざけるな!!」
痛みを堪えるように僅かに眉を顰めた言峰の腕に、更に深く爪を立てる。逃れるように腕が揺れ、低く押し殺したように呻いた。
「可笑しいな?気持ちよくないの?」
「ッ、き…さま」
「だってお前、いつも防御できる攻撃も防御してないだろ?ギリギリまで、戦闘機のお前にまでダメージがいってるのに、その後きっちり敵を倒して笑ってるし。僕としてはてっきり…」
唇を吊り上げ、掴んだ腕を軸にして言峰の足を思い切り払う。驚いたように目を見開きながらも、きっちりと空いたもう片方の手で受身を取る辺りは流石といおうか。それでもコンクリートに叩きつけられた言峰の上に、すかさず逃さぬように乗り上げた。
「マゾなのかと思ったよ」
いつもは見下ろされる瞳を見下ろしながら、その輪郭をなでる。苦痛と屈辱の混じったその瞳に、人でなしの笑みを貼り付けた自分が映っていた。
「…ッハ、誰が…!私は他人の苦痛を得難く愛しているだけだ。特に貴様の苦痛は心地良い」
「なるほど…ね」
歪んだ笑みを浮かべながら僕の手を振り払うように顔を背ける。それに、ゆったりと頷きながら腰に隠していたナイフを突き立てた。
「ッッッ…!!!」
ビクリと体が戦慄き息を詰める。脇腹に刺したナイフからじわりと血が滲み出た。
「愚かだね、言峰」
「……っそ、れは…貴様だ…!」
腹に力を込めるとその鋭さをより深く感じるのか、荒く、熱い息を吐きながら痛みに耐える瞳をきつく向ける。その、溢れんばかりの呪詛が込められた瞳に、同じだけの慈愛を込めた。
「そうだな、僕らは…愚かだ。"BELOVED"なんて滑稽じゃないか」
本当の名前。繋がれた鎖。同じ名で繋がれた僕らは馬鹿馬鹿しいほど似ていて正反対だ。
「だけどお前は間違ってるよ。神父のくせに支配を望まないなんて、本気で思ってるのか?」
神の僕のくせに。そう嘲るように嗤ってその首筋に唇を寄せた。
「抵抗、するなよ?」
耳元で囁きながら耳たぶを噛めば、言峰の体が引き攣るように揺れ耐えるように噛んだ唇が破け血が流れ出た。
「…そういう顔は、そそるな」
流れ出た血に舌を這わせながら、首元まで固く閉じられた服を暴く。嫌悪を隠そうともしないその目が可笑しくて、悪戯に腹に刺さったナイフに触れた。
「イッ…!!」
鋭い痛みに思わず仰け反り、手から逃れようとした体を押さえつける。
「動くなと、言ってるだろ?物覚えの悪い子だな」
「ッ…ァ、たかだか5年の、差ッで…何を…」
「5年ってのは結構大きいものだよ」
ナイフから手を離し言峰の顎を掴んで口づけた。逃れようとする舌を絡め取れば飲みきれない唾液が口角を伝う。体の横に置いた手は決して縋ろうとはせず、ガリリとコンクリートを虚しく掻く。
「ん…は…」
「……縋れよ、言峰」
離れた唇の間に細く糸が張る。僅かに眦を紅く染めながら、瞳には未だ強い意志を宿し。
その姿は酷く、情欲を誘った。
「何も与えない神様より…」
「ァ…なに、を」
「与えてやるよ。ぐちゃぐちゃにお前を壊すような痛みも、狂いそうな快楽も、なんだって与えてお前を支配してあげるよ?」
肌蹴た肌に手を滑らせる。厚い胸板を通り過ぎ、血を吸ったシャツを剥がして傷跡に指を這わせた。戦慄く体に愛おしげ笑いかけながら、深く刺さったナイフを抜いた。
「ッアアアアア!!!!」
乱暴に抜き取ったナイフは傷を広げ、新たな血が噴出す。血塗れたナイフを投げ捨て、その傷跡に指を捩じ込んだ。
「ッカ、は…ッ!!」
ごぷりと新しい血が溢れ指に絡みつく。
「イッ…ツ!!やッめ…、ろ」
傷口の壁は柔らかく、撫でれば言峰の体ががくがくと震える。縋る物を求めて浮いた腕を、傷口から手を離し掴み上げ背に廻した。
「僕が、愛してあげるよ」



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いたーい。というか、小説だとラブレスっぽさが出ません。
猫耳の意味ないしね。
でもラブレス世界だとエッチしちゃうと耳落ちちゃうので、神父はつけ耳なんだろう。
聖職者は爺になっても耳付が原則!猫耳爺ってなんか萌えるな!(違う萌え)
切言だと痛々しいかエロいかしないといけない気がするのは何故でしょう。不思議。

しかしラブレス世界でこの配役だと神父に令呪縛りっぽいことできていいですね。
調教!調教される神父!!切嗣限定だけど。
でも絶対に従うことなんてないでしょうけど。従っちゃったら神父じゃないー。
切嗣死んだ後で士郎に会う神父とか、妄想すると楽しい…ですv
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